【WEB記事】「愛着あるグラブ」は初めてのオーダー品 八木と父の約束(2023.08.22 神奈川新聞)
2023年08月30日
広い守備範囲に正確な送球。甲子園でも持ち前の守備力が光る遊撃八木は、高校に入学してから一つのグラブを使い続けている。
入学時に父・浩次さんに買ってもらった初めてのオーダーメードのグラブ。「握り替えの早さよりも、確実に捕りたい」とポケット部分は深めにしてある。試合だけでなく、普段の日吉台野球場での練習でも使うのはこのグラブだけ。「愛着があります」と体の一部となっている。
実は小学生の時も一つ、中学3年間も一つのグラブを使い通したという。
「金銭的な負担もかかるし、大学になったらまた買ってもらうという約束なので、大事に使おうと思っています」と八木。道具を大切に使う姿勢が好守を生んでいるようだ。(F)