ホーム > メディア掲載 > 【WEB記事】2年足立「これじゃないと」 思い宿る島根ルーツのグラブ(2018.08.18 神奈川新聞)

【WEB記事】2年足立「これじゃないと」 思い宿る島根ルーツのグラブ(2018.08.18 神奈川新聞)

2023年08月29日

 初めて見るメーカーのマークだった。少し小ぶりな黒色の内野手用グラブ。持ち主は軽快な守備が持ち味の2年足立だ。

 使い始めたのは昨秋からだが、手にしたのは中学時代。父が友人から「作ってみたので、使ってほしい」と譲り受けたという。

 足立の父・尚樹さんは松江東(島根)で1989年春の甲子園に出場した元高校球児。友人というのは当時のチームメートで、島根県産の黒毛和牛の皮革を使用したグラブを新しく作ったのだという。「すごく軽くて、操作性が良い」と気に入っている。

 父の実家によく遊びに行っていた足立にとって島根県は「第2の故郷」とも呼べる場所。島根がルーツのグラブを使用することで安心感もあるという。「試合はこれじゃないと守れない」。特別な思いが宿っている。
(F)

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