ホーム > メディア掲載 > 【WEB記事】慶応、神奈川大会以来の左腕攻略へ練習 準決勝前に調整(2023.08.20 神奈川新聞)

【WEB記事】慶応、神奈川大会以来の左腕攻略へ練習 準決勝前に調整(2023.08.20 神奈川新聞)

2023年08月30日

 103年ぶりの4強入りを果たした神奈川代表の慶応は20日、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海野球場で約2時間の練習を行った。土浦日大(茨城)との準決勝に向け、走塁練習、打撃練習、シートノックなどで調整した。

 沖縄尚学との準々決勝でエンドラン失敗などが複数あったことから、練習は走塁からスタート。後半の大半は打撃に充て、主に左腕を想定し、センター返しを心掛けて打ち返した。

 森林貴彦監督(50)は「大阪入りしてからあまり走塁練習ができておらず、準々決勝ではミスも出た。改めてタイミングなどを確認した」と狙いを説明。また、甲子園では好右腕との対戦が続いており、「左腕と当たるのは神奈川大会決勝の杉山投手(横浜)以来。打撃練習はそこを意識した」と話した。

土浦日大と4月に練習試合

 土浦日大は年に1、2回の練習試合を組む相手で、今年も4月に日吉台野球場で対戦した。森林監督は「細かいところまで意識されているチーム。互いにイメージがつかめていると思うので、それを上回るプラスアルファの力を出せるかだと思う」と話した。

 エース小宅が準々決勝で投じたのは5球のみ。4月の練習試合は登板していないというが、「(土浦日大は)本塁打を打つ力がある打線というイメージ。コースを間違えないようにして、いけるところまでという気持ちで投げたい」とイメージした。

 目標の「KEIO日本一」まであと2試合。主将の大村は「4月の練習試合は打てなかった記憶がある。これまで、日本一を目指して目の前の1試合1試合を戦ってきた。明日も変わらずにやる」と、平常心で臨む。(和城 信行)

 

^