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【WEB記事】慶応が103年ぶり決勝進出 小宅、土浦日大に圧巻の完封(2023.08.21 神奈川新聞)

2023年08月30日


慶応2-0土浦日大

 第105回全国高校野球選手権記念大会は21日、甲子園球場で準決勝が行われ、神奈川代表の慶応(5年ぶり19度目)は茨城代表の土浦日大(5年ぶり5度目)に2─0で競り勝ち、東京時代の1920年大会以来、103年ぶりとなる決勝進出を決めた。

 二回に先発投手の小宅雅己(2年)が先制の適時二塁打を放つと、六回には大村昊澄(3年)の右前適時打で加点した。投げても小宅が9回を7安打完封と圧巻の投球で相手打線を寄せ付けなかった。

 慶応は今大会、2回戦から登場し、福井代表の北陸との初戦では9─4で勝利。広陵(広島)との3回戦では延長タイブレークの末に6─3で激戦を制した。準々決勝では沖縄尚学の好右腕、東恩納蒼(3年)から六回に一挙6点を奪って逆転勝ちした。

 慶応が初優勝したのは、甲子園球場が開場する8年前、1916年の第2回大会にさかのぼる。23日の決勝では、107年ぶり2度目の日本一を懸けて、仙台育英(宮城)と対戦する。

 今春の選抜大会初戦で延長十回のタイブレークの末、1─2で惜敗した相手と夏の頂上決戦で雪辱する機会を得た。森林貴彦監督(50)は「春は仙台育英の投手陣や守備力を見せられ、完敗だった。それが基準になったので、最後は育英さんのおかげで夏まで頑張れたという恩返しのつもりで戦いたい」と意気込んだ。(藤江 広祐)

 

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