【WEB記事】慶応・森林監督 10残塁2得点に「5点は取らないと」(2023.08.21 神奈川新聞)
2023年08月30日
慶応2-0土浦日大
接戦をものにした慶応の森林貴彦監督は安堵(あんど)の表情を浮かべつつ、本音も漏らした。「5点くらいは取らないといけない試合。苦しかった」。今夏チーム最多の1試合6犠打と小技を駆使するも10残塁2得点と苦しめられた。
相手投手陣の継投は想定していたが、2番手の左腕藤本のチェンジアップが予想以上に良かったという。スクイズも2度失敗し、「3、4点目を取って投手を楽にさせたかったが、うまくいかなかった。攻撃面では課題が残る」と振り返った。
それでも守り勝てたことが最大の収穫だ。「今までは攻撃がうまくいって点が入る試合が多かった。そうじゃなくても勝てたことはプラス」と指揮官。最速150キロ台の投手が並ぶ仙台育英との試合を前に、良いシミュレーションにもなった。
継投させる予定だったが、エース小宅が118球を投げて完封した。森林監督は決勝へ「小宅、鈴木、松井、飯田、加賀城と5人総動員させるつもり」と、昨夏覇者に真っ向から挑む。
(藤江 広祐)